【 集中引き込み系背景の作り方 】  by NUTS    ( ブログ記事 )

   ※ 注): WEB閲覧上、文字サイズは「中」以下でご覧下さい。
      WEB閲覧ソフトの画面サイズによってはレイアウトが崩れる場合がございます。



   集中引き込み系の背景を作る手法。

   PhotoShopでの「雲模様」、「集中ぼかし」を利用します。

   今回は実戦利用で参考?にして頂き易いようにカード化を意識した内容を説明に盛り込んでみました。

   ※ あくまでも我流ですので細部についてはお好みの手法でお試し下さい。

   

   

  

   ※  当説明では PhotoShop 5.0LE をベースにしております。

      GIMP では 「クロム」、「雲模様2」 の効果が見つからない(見つけられない…)ため、

      下記説明通りの事は出来ないと思います…。。。

      ( 代替で似たような事が可能なのかもしれませんが、勉強不足のため申し訳ございません…orz )


      ちと長めの説明になりますが、お付き合いの程よろしくです…。。。



   ◆ 集中引き込み系背景の作り方手順。 



◆1. 新規キャンパスを用意します。 ( 当説明では実戦で使い易いように 1000 x 1000 pix で作成。 )


     描画色「黒」・背景色「白」にて[ フィルタ ]−[ 描 画 ]−[ 雲模様1 ]を実行。

     実行結果のコピーを背景上位に 属性:「 オーバーレイ 」 にて作成配置します。

    

◆2. コピーしたレイヤーの色調を変えます。

     
     [ イメージ ]−[ 色調補正 ]−[ 色調・彩度 ] にて「色彩の統一」をチェック。

     色相スライドバーもしくは数値入力で画像色合いを見ながらオレンジ爆発?っぽい感じに調整します。

     ※ 設定数値はあくまでも参考値です。 雲模様の模様により若干数値は前後します。 

  

◆3. 出来た2枚のレイヤーを1枚に統合しておきます。

     最上位レイヤ 「背景コピー」 を アクティブにした状態 で、[ レイヤー ]−[ 下のレイヤーと結合 ]を実行。

  

◆4. 統合レイヤーに「波形」をかけます。

     [ フィルタ ]−[ 変形 ]−[ 波形 ]を実行。

     設定数値はデフォルトのままでイケます。 ( 初期模様のまま「OK」でも結構です。 )

     「開始位置を乱数的に変化させる」ボタンを押すとランダムに模様が変化しますので何回か押してみて気に入った画像で「OK」ボタン。


    ★ ここで出来あがる画像も単体で背景として使用できたりしますので、イカシタ画像が出来たら別に保存しておいて下さい。  

    


◆5. 集中ぼかしを目一杯かけます。

     [ フィルタ ]−[ ぼかし ]−[ ぼかし(放射状) ]を実行。

     「ズーム」にチェック。 「量」をスライドバーで最大値に。 

    


◆6. 爆発?ファイヤー?系の画像に調整します。

     背景上位に 属性:「 オーバーレイ 」 にて作成配置。 その後に画像を統合しておきます。


    ★ ここで出来あがる画像も単体で背景として使用できたりしますので、イカシタ画像が出来たら別に保存しておいて下さい。   

    

    ※ その後、また1枚のレイヤーに統合しておきます。 ( ◆3.参照 )


◆7. 新規レイヤーで「稲妻系画像」を作成します。


  1) 描画色「黒」・背景色「白」にて[ フィルタ ]−[ 描 画 ]−[ 雲模様1 ]を実行。     

    

  2) 雲模様2を実行(左図)。  [ フィルタ ]−[ 描 画 ]−[ 雲模様2 ]

     そのまま続けて階調の反転を実行(右図)。  [ イメージ ]−[ 色調補正 ]−[ 階調の反転 ]

    

  3) 稲妻っぽく明暗レベルを調整します。 [ イメージ ]−[ 色調補正 ]−[ レベル補正 ]

   ※ レベル補正以外のお好みの手法で結構です。

    ※ 結果的にこんな感じになればOKです。


◆8. 引き続き稲妻系画像に「クロム」をかけます。

     [ フィルタ ]−[ スケッチ ]−[ クロム ]を実行。

     デフォルト値のまま「OK」。  ( ※ 数値を変えたり、クロム以外の波紋系で試してもイケルかと思います。 )

    

   ※ 後でこの画像を再利用するため、レイヤコピー作成で左図の状態にしておきます。


◆9. 「レイヤー2」に対して色調を変えます。

     「色彩の統一」にチェック。 [ イメージ ]−[ 色調補正 ]−[ 色調・彩度 ]を実行。

  

     ※ お好みの手法でOKです。

  


◆10. 集中ぼかしをかけて属性:スクリーンで配置。

     [ フィルタ ]−[ ぼかし ]−[ ぼかし(放射状) ]を実行。  「ズーム」にチェック。 「量」は30前後。


     属性を「スクリーン」にして、不透明度 35% 程度にします。

  

    

 ※ バリエーション用に次の準備もしておきます。

    レイヤコピーを作り、属性:「覆い焼き」・不透明度 70% で作成しておきます。

    ★ ここで出来あがる画像も単体で背景として使用できたりしますので、イカシタ画像が出来たら別に保存しておいて下さい。  

    


◆11. ◆8で作成して残しておいた「レイヤー1」をもとに集中線を作成します。


  1) レイヤ表示ONにして、最上位レイヤ位置に移動しておきます。

    

  2) 「スクロール」で集中線の素ラインを作ります。 [ フィルタ ]−[ その他 ]−[ スクロール ]

     ※ 垂直方向の数値は作成するキャンバスサイズの縦値を入力して下さい。

  

    

  3) 「極座標」を適用。 [ フィルタ ]−[ 変形 ]−[ 極座標 ]

    





  ※  長くなりましたが、以上でトップ画像サンプルを作る背景ベースが出来上がりました。

     次のページで各レイヤーの組合せによる参考パターンをご紹介いたします。


                                 Blog     HOME